先週の続きです。サブマシンの騒音を抑えるため、少し静音化することにしました。
それで、前回(先週の日曜日)は必要な静音ファンを買い逃して作業できなかったのですが、
あちこちのお店を探したりストック品を漁ったりした結果、ようやく欲しかったものが揃いました。
・CPUクーラー「岡谷エレクトロニクス NCU-2005」 3940円@ヤフオク
・スペーサー「高速電脳 KD-479CopperPlate」 315円@高速電脳
・コア欠け防止ラバースポンジ 180円@CUSTOM
・12cmファン「KAZE-JYUNI 800rpm」 1080円@スリートップ
・ニブリングツール「ENGINEER TZ-20」 1785円@西川電子部品
・エアコン用フィルタ 105円@ダイソー
今回用意したもの
合計で7405円。あまり大したものは買ってませんが、気付いたら結構な出費になってました。
これでベンチマークで測れるようなスペック面は何ひとつ向上しないというのが泣けてきます。
(同じ金額を掛けると、今なら7600GSあたりのビデオカードを搭載できちゃうんですよね。)
まあ、静音化が自己満足の領域なのは承知していますが、でも少し勿体無い気もする訳です。。。
それはさておき、上記で特に珍しい品物はありません。先人が踏み固めた手堅い品物ばかりです。
CPUクーラーはマザーボードが「Socket478リテンション付きSocket479」という特殊な仕様でもあり、
ケース内の干渉などを考慮した結果、岡谷エレクトロニクスの「NCU-2005」を使うことにしました。
ただ、製造終了した製品で店頭では手に入らないため、ヤフオクで未使用品を購入しています。
12cmファンは前から気になっていたScytheの「KAZE-JYUNI 800rpm」を試すことにしました。
公称値の10.7dBAで40.17CFMというのは怪しいですが、風量はともかく静音性は高いようです。
あちこちで800pmモデルだけ品切れしていましたが、T-ZONEとスリートップに在庫がありました。
ニブリングツールはヒロセテクニカルなどで他社製品が1300~1400円で販売されていましたが、
そちらで切断できる鉄板は0.6mmまでとなっており、今回はケースのスチールが0.8mm厚なので
鉄板に1.0mmまで対応していると書かれていたENGINEER製を西川電子部品で購入しました。
エアコン用のフィルタは100円ショップで購入、サイドパネルの穴に絶縁テープで貼り付けます。
もし剥がれた時にファンに絡んだりしないよう、不格好ですがケースの外側に施そうと思います。
以上、これでいよいよ作業に取り掛かれます。どのくらい静かになるか、今から楽しみです。
サブマシンの騒音が気になり始めたので、少し手を加えて静音化することにしました。
それで、本当なら今日はニブリングカッターでケース(0.8mm厚のスチール)に穴を開けたり
ファンの回転数とケース内の温度を測りつつベターな設定を追求しているはずだったのですが、
予定のファン(KAZE-JYUNIの800rpm)を買い損ねたので、とりあえず今日は現状整理まで。。。
静音化したいパソコンの主な構成は以下で、ネットしたり動画を見たりするのに使っています。
貧乏なのでコストパフォーマンスを重視しつつ、シンプルで安定して動作するように組みました。
【CPU】 Intel Core Duo T2300
【クーラー】 マザーボード付属品
【M/B】 AOpen i945GTm-VHL
【メモリ】 SODIMM DDR2-667 512MB ×2枚
【HDD】 HGST HDT725032VLA360
【VGA】 オンボード
【Sound】 オンボード
【光学ドライブ】 Plextor PX-755A
【電源】 Scythe CoRE PoWER 400W
【ケース】 Dirac DIR-ZMAX-S
【吸気ファン】 Scythe 鎌フロゥ12cm 超静音
【排気ファン】 AINEX CFY-80S ×2個
使い始めた頃は静かだと思っていましたが、最近は少しうるさく感じるようになりました。
メインで使っているノートパソコンと、どうしても較べてしまうのが原因かもしれません。
気になるのはファンの「ヴォ~」という風切り音や、内部パーツの様々な振動音などで、
今回はあまり費用を掛けずに数千円程度でできる範囲で静音化を行うことにしました。
(1) CPUクーラー
パーツの中で最もうるさいのがCPUクーラーで、7cmファンが2265rpm前後で回っています。
このファンを一時的に止めてみたところ全体的にかなり静かになることが確認できたので、
価格が高いのが難点ですが、ファンレスクーラーを購入して取り付けることにしました。
(2) HDD
HDDは少しだけ対策済みで、アクセス時の「カリカリ…」というシーク音が大きかったので
HGSTの「Feature Tool」を用いて静音モード(Quite Seek Mode)に変更して使っています。
それでも多少はシーク音が聞こえるのですが、十分に静かで全く気にならなくなりました。
(むしろシーク音でアクセス状態を判断しているので、全く聞こえないのも不安なのです。)
ちなみに参考まで、静音モードにしてアクセス速度がどのくらい低下するか調べてみました。
計測結果は下の通りで、断片化が激しいHDDでもなければ気にならないレベルだと思います。
Normal Seek Mode (初期設定)
Quite Seek Mode (Feature Tool で変更)
あとはできればプラッタが回転して発する「ブーン…」という振動音も抑えたいのですが、
スマートドライブを使うとHDDの温度が上がり故障率が高まりそうなので避けています。
(3) 電源
低価格モデルにおいて評価が高かった電源だけあって、十分に静かで安定動作しています。
搭載された12cmファンは本構成(50~80W)だと公称値870rpm程度で、音は気になりません。
ACアダプタやファンレス電源は高価なので、これを交換するのは今のところ考えていません。
(4) ケース
ファンの搭載数やエアフローの特徴など静音化の要となるパーツがケースだと思いますが、
とはいえ貧乏人としては1万円を越えるケースを買う度胸もなく、低価格ケースを使っています。
(手を加えるうちに結局は高価なケースが買える出費になると分かってはいるんですが。。。)
内部は下の通りで、マザーボードの方向が通常とは上下逆になっているのが特徴です。
これでエアフローが効率化されると謳ってますが、むしろ前面ファンで取り込んだ空気が
内部の空洞を通ってダイレクトに排気されそうだったので、ダクトカバーを付けてあります。
ケース内部
サイドパネルの縁には、ちょっと貧乏くさいのですが養生テープを貼って噛ませてあります。
これは内部の振動が伝わって発生する「ジジジ…」という振動音(ビビリ音?)を抑えるためで、
テープの厚みと軟らかさでサイドパネルがしっかり固定されて、振動音は起こらなくなりました。
ケース外側
それから風切り音の対策で前面のファンガードを切り取りましたが、何だか微妙な状態になってます。
このケースは前面の部分に12cmと9cmのどちらのファンも搭載できる作りになっていたのですが、
それなのに12cmファンに対応した全ての部分がファンガードになっている訳ではありませんでした。
今はファンの端から2cm程に鉄板が被さった状態で、風切り音が発生する原因となっていそうです。
(どう考えても設計が変なのですが、このあたりの作りの悪さが低価格ケースならでは。。。)
当時はニッパーだけで作業をしたのでスチール板を切断できず放置したままになっていましたが、
より風切り音を減らして風量も増やすため、今回はニブリングカッターで穴を広げようと思います。
あとはHDDの冷却も兼ねて吸気量を補うために前面の下の方にファンを追加したいのですが、
ファン取り付け用の5mm程度のネジ穴をどうやって開けるか、まだ解決策が見付かってません。
電動ドリルを購入するのは厳しいので、ネジ以外で取り付ける方法を考えた方が良さそうです。
(5) 吸気ファン
静音性を重視して1000rpmモデルを選びましたが、定格で使うと1096rpm前後で回りました。
個体による誤差だと思いますし、公称値「1000rpm±10%」の範囲に収まってはいるのですが、
風切り音が大きかったので56Ωの抵抗を入れて回転数を922rpm前後に落として使っています。
しかし回転数を落とした分だけ風量も落ちており、現状で排気量より吸気量が少ないようなので、
今より若干風量が多くて静音性が高いというファン(KAZE-JYUNIの800rpm)に交換してみます。
(6) 排気ファン
排気に使っているファン「AINEX CFY-80S」は安くて静かで、個人的にお気に入りの製品です。
相応に風量は少ないですが、耳を10cmくらいまで近付けないと風切り音すら聞こえません。
このファンを見付けるまではXINRUILIANのファンを低電圧駆動して使っていたのですが、
そんな手間もコストも全く掛けずにパソコンを静音化できる優れたファンだと思います。
2ch自作板のファン総合スレなんかで全く触れられていないのが不思議なくらいです。
そんな感じで、排気ファンについては何もしません。現状維持でOKです。
低回転とはいえ合計3個(2個+電源)のファンで、排気量も十分に確保できています。
ただ、ファンの羽根に付いたホコリが思ったより多かったのが少し気になりました。
吸気ファン(前面パネル)にはフィルタが付いており、小さな隙間は目張りしてあるので、
どうやらサイドパネルの穴から侵入した湿気やホコリが思ったより多かったようです。
風切り音が大きくならないよう、サイドパネルの穴にはフィルタを付けてみることにします。
本当は内部の音漏れを防ぐ為にもアルミ板などで穴を塞ぐのがベターなのですが、
このサイドパネルの穴を塞いでしまうとファン以外の箇所で空気の流動がなくなります。
ケース内外の気圧差で光学ドライブにホコリが侵入する状態だけは避けたいのです。。。
以上、とりあえず現状はこんな感じです。来週こそ用具を揃えて作業に取り掛かりたいなぁ。。。