アンチウイルスソフトを較べるため、「Kaspersky Internet Security 7.0」を試用してみました。
試用期間は26日間(上限30日)、インストール先はブラウジングなどで毎日使っているパソコンです。
これまで使っていたウイルスバスターと較べて何ら遜色がなく、完成度が高いソフトだと感じました。
全体的に動作が軽く(気になるほど重くない程度)、ウイルス検出力も高そうで安心して使えそうです。
今回試用してみて気付いた点、メーカーサイトで調べて分かった点などは以下のようになりました。
【良かった点】
・ウイルス検出力が高そう
→ 完全スキャンしたらウイルスバスターでは検出できなかったウイルスが見付かった
・動作が軽い(気になるほど重くない)
→ ウイルスバスターと較べたら格段に動作が軽く、待たされずに操作できる
・設定項目名に癖がなくて分かりやすい
→ 独自の変な機能名が少ないので、項目名から内容を直感的に判断できる
【微妙な点】
・ウイルス検出時の警告音が気持ち悪い(ファイル上書きで変更可能)
→ 「目の前で愛する我が子を失った母親の唸るような叫び声」みたいな音、極めて不快
・よく分からないタイミングでウイルスが検出される
→ ポイントすらしていないファイルから突然ウイルスが検出されることがある
・圧縮ファイル(RAR形式など)をスキャンするとき、一時的にCドライブに展開してる様子
→ Cドライブの容量が一気に2GBくらい減ることがあって、最初は何事かと思った
【悪かった点】
・「ヒューリスティックアナライザ」で検知する対象を設定できない(レベル設定のみ)
→ しかも各レベル(低/中/高)で何が変わるのか明記されてないのが致命的
・起動直後はめちゃくちゃ重くて、直ぐにパソコンを使いたいときに不便
→ スタートアップオブジェクトのスキャンが終わった後も重い、起動後2~3分程度
・動作が一時的に極めて重くなることがあった(26日間で2~3回くらい)
→ タスクバーのアイコンがスキャン中を示していたので何らかの処理を行っていた様子
総合的には十分に安心して使えそうなソフトで、年間更新料(KAV:3045円/1台)も許容範囲内です。
前のウイルスバスターのが良かったと思えるのは、大手の安心感と割安な更新料くらいでしょうか。
ただ、とりあえずもう少し他の製品とも較べたいので、次は「F-Secure」を試してみることにします。